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2019年4月より、働き方改革関連法が施工されました。この制度の概要は、残業に上限規制が設けられる、年5日の有給消化の義務化、勤務間インターバル制度の導入が努力義務になったこと、があげられます。

看護師は他業界と比較しても、離職率が高い職として知られています。理由として上位に来るのが、結婚、出産・育児です。
一方「看護職員の労働実態調査」によると、約7割以上の人が「辞めたい」と思いながら仕事をしているというデータが出ています。その理由として、慢性的な人手不足による現場の大変さや、思うように休暇が取れないなどの職場環境への不満や不安があります。

今回の関連法では、残業時間については「労働時間を適正に把握する義務」が使用者側に課されました。前残業や院内研修といったものが、自分の職場でどのように扱われるのかは、きちんと確認しておく必要があります。
また、有給休暇は年最低5日は取得でき、使用者側も取得させなければならなくなりました。これにより、休暇希望が出しにくい新人さんも、堂々と申請しやすくなったといえます。業務調整は必要でしょうが、確実に休みやすくなりました。

残業時間の取り扱いや有給取得については「罰則」付きとなった点も、働く側にとっては歓迎すべき点です。
勤務間インターバルについては、努力義務となっており、「11時間以上を確保すること」となっています。一般的に病床数に対して看護師の数が多いほど、患者の安全性は高いというデータがあるので、現場の労働負担との調整が注目されています。

☆こんな働き方改革も・・・【http://nurse-workstylereform.com
# by s0kenb1cha | 2020-04-10 11:51